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即位礼正殿の儀  NHK「京都御所~秘められた千年の美~」を視聴して

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2018年9月26日朝、皇居の宮殿で2019年10月22日に行われる即位の礼の中心儀式
「即位礼正殿の儀」で新天皇が使う高御座(たかみくら)と、新皇后が使う御帳台
(みちょうだい)が京都・御所から8台のトラックで陸上輸送され無事皇居に到着した
ニュースが各報道機関から報じられました。

報道例1(産経新聞)https://www.sankei.com/life/news/180926/lif1809260024-n1.html

報道例2(ANNニュース):新天皇の即位の礼に使われる高御座などが皇居に到着(18/09/26)


上記に関連して2015年1月1日に放送のNHKスペシャル「京都御所~秘められた千年の美~」
で、今上天皇・皇后両陛下が平成2年(1990)11月12日に即位された儀式の様子を放送
されていましたのでそれを利用して高御座と御帳台及び即位の礼について写真紹介します。

即位の礼についてWikipediaでは次のように解説されています。
即位の礼(そくいのれい)または即位礼(そくいれい)は、日本の天皇が践祚(せんそ)後、
皇位を継承したことを国の内外に示す(即位)一連の儀式で、最高の皇室儀礼とされる。
中心儀式の即位礼正殿の儀は、諸外国における「戴冠式」、「即位式」にあたる。
即位の礼後に、五穀豊穣を感謝し、その継続を祈る一代一度の大嘗祭が行われ、即位の礼・
大嘗祭と一連の儀式を合わせ御大礼(ごたいれい)または御大典(ごたいてん)とも称される。


平成2年(1990)11月12日の即位の礼








上の4枚の写真は今上天皇の即位の礼の様子

即位礼正殿の儀での「おことば」
さきに、日本国憲法及び皇室典範の定めるところによって皇位を継承しましたが、
ここに即位礼正殿の儀を行い、即位を内外に宣明いたします。
このときに当り、改めて、御父昭和天皇の六十余年にわたる御在位の間、いかなるときも、
国民と苦楽を共にされた御心を心として、常に国民の幸福を願いつつ、日本国憲法を遵守し、
日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓い、国民の叡智と
たゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の
福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。
以上はWikipediaより引用

天皇陛下 即位の礼 正殿の儀 [高画質ノーカット] Enthronement of the Japanese Emperor, Akihito (with English commentary)



高御座と御帳台


上の写真の左手が高御座(たかみくら)、右手が御帳台(みちょうだい)
高御座の高さは約6m。普段は京都御所の紫宸殿に保管されているとのこと。
現在の高御座は大正天皇が即位される時に合わせて造られたとのこと。


上の写真は高御座の側面


上の写真は高御座の玉座に使用の繧繝縁(うんげんべり・うげんべり)
赤を基調にした錦の模様となっています。
繧繝縁(うんげんべり・うげんべり)は最も格の高い畳縁で、天皇・三宮
(皇后・皇太后・太皇太后)・上皇が用いました。
親王や高僧、摂関や将軍などの臣下でも、「准后」(准三宮)という称号が与えられると
三宮扱いになるため、繧繝縁を用いることが出来ました。


上の写真は高御座の玉座の脚部に施された装飾でアワビなどの貝が埋め込まれています。

玉座(ぎょくざ)に関するWikipediaの解説
平城京では平城宮の大極殿に、平安京では平安宮(大内裏)の大極殿、豊楽殿、のちに
内裏の紫宸殿に安置され、即位・朝賀・蕃客引見(外国使節に謁見)など大礼の際に
天皇が着座した。内裏の荒廃した鎌倉時代中期よりのちは京都御所紫宸殿へと移された。


上の写真は京都御所紫宸殿の外観




上の2枚の写真は高御座の屋根と鳳凰(ほうおう)
鳳凰は徳の高い王が世を治められる時に現れると信じられてきました。
古代中国では王者の象徴として尊ばれてきました。
屋根は八角形になっています。


上の写真は平城京跡復元された大極殿内の高御座(復元品) 撮影:2017-12-28

即位礼関連の主な儀式と日程

2019-2-24  125代天皇陛下 在位30年記念式典

2019-4-30  退位礼 正殿(せいでん)の儀 (現在の天皇陛下が退位)

2019-5-1  剣璽(じ)等承継の儀(皇位継承のしるしを引き継ぐ)

      即位後朝見の儀(国民の代表と会う)

      改元

2019-10-22 即位正殿の儀(内外に即位を宣言)

       祝賀御列(おんれつ)の儀(祝賀パレード)

2019-10-22 饗宴(きょうえん)の儀(数日間)
   以降

2019-10-23 首相夫妻主催の晩餐会(外国元首らに謝意)


2019-11-14 大嘗祭(だいじょうさい)(新天皇が五穀豊穣を祈る)
  ~11-15


2020-x-x 立皇嗣(りっこうし)の儀(秋篠宮さまが「皇嗣」となられることを宣言)



上の写真は主な即位の礼関連の儀式と日程
出典:時事ドットコム(JIJI.COM)のサイト


改元の年月日

慶応→明治 明治元年(1868)9月8日

明治→大正 大正元年(1912)7月30日

大正→昭和 昭和元年(1926)12月25日

昭和→平成 平成元年(1989)1月8日

平成→XX  XX元年(2019)5月1日


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