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有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その11 仏座巌

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有馬温泉の散策記の第11弾として仏座巌について記していきます。

訪問日:2018年9月25日

仏座巌は神鉄有馬温泉駅から太閤橋を渡った右手の有馬川の河畔にあります。


過去の散策記

第1回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その1 落葉山 妙見寺

第2回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その2 袂石(たもといし)

第3回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その3 善福寺


第4回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その4 ゆけむり広場の秀吉像とねね橋のねね像

第5回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その5 温泉寺

第6回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その6 有馬六景

第7回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その7 有馬三山

第8回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その8 御所泉源

第9回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その9 一願不動地蔵

第10回 有馬温泉散策記 on 2018-9-25 その10 増冨稲荷神社



上の写真は仏座巌


上の写真は仏座巌の説明板。

昔、「仏座巌」は、その形が仏座に似た巨岩であり、寛文の時代(1660年代)に洛(京都)の
東南・霞谷の竹葉庵に隠棲し、徳が高く博学の当代一流の詩人・文人である日蓮宗の
高僧・元政上人が命名したとされる。
元政上人は、寛文5年(1665)秋と、寛文7年(1667)春の二度、有馬を訪れ、その滞在記
「温泉遊草」中の「仏座巌記」では「その上に菜畠を作り、なお、数十人を容れる余地がある」
と巨岩の様を表現している。
このように一代の大徳に命名され、賛美された「仏座巌」は、早々に有馬の名物となり、
諸記にその名を残すこととなる。

  賎の女やつみたすからん仏座巌 上に菜まいたまいたまいた
                               「迎陽有馬名所鑑」

後の文化9年(1812年)6月25日、大洪水により埋没し、遂にその巨大な威容は消え、
現在の姿になったと言われる。


上の写真は仏座巌の近くの小さな祠


上の写真は仏座巌のある場所の遠景
元湯 古泉閣の泉源が目安

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