FMわいわいで放送された長田今昔ものがたり第118話で井上勇氏が表題の正覚院閼伽棚
について話をされました。そこで2019年7月8日に正覚院に行き写真を撮ってきましたので
紹介します。
まず、閼伽棚についてWikipediaより解説を引用します。
閼伽(あか)は、仏教において仏前などに供養される水のことで六種供養のひとつ。
サンスクリット語のargha(アルガ)の音写で、功徳水(くどくすい)と訳される。
閼伽井から汲まれた水に香を入れることがあり、閼伽香水とも呼ばれることもある。
閼伽を汲むための井戸を「閼伽井」、その上屋を「閼伽井屋」、「閼伽井堂」と称される。
また、閼伽を入れる瓶(びん)を水瓶(すいびょう=軍持)と称し、閼伽を入れる器を
「閼伽器」、閼伽を供える棚を「閼伽棚」と称される。
上の写真は須磨寺塔頭正覚院の堂の北側に設置されている閼伽棚 撮影:2019-7-8
上の写真は現地の説明板。
読み辛いので転記(一部改変)しておきます。
「閼伽棚は佛様に供える水また花などを置く棚です。「方丈記」「日野山の閑居」に
南、竹の簀子(すのこ)を敷き、その西に閼伽棚(あかだな)を作り、北に寄せて
障子を隔てて阿弥陀の絵像を安置(あんぢ)し、そばに普賢を画き、前に法華経を置けり
とあります。閼伽棚は南都元興寺の国宝を一まわり小さくして井上建築株式会社により
昭和57年(1982)1月の初大師に建立されました。須磨寺塔頭正覚院」
国宝の元興寺閼伽棚についてはまだ写真を撮ったことがないので写真付きで紹介されている
サイトにリンクさせていただきました。
https://yaplog.jp/b-jbj/archive/948
元興寺極楽坊本堂として国宝指定鎌倉前期の建物で1955年2月2日に国宝指定
対象は本堂建物で閼伽棚もその要素の中に入っています。
元興寺関係の写真
上の写真はならまち「元興寺 塔跡」の境内に咲くチューリップ(撮影:2018-4-8)
上の9枚の写真は2019年2月3日、節分会の元興寺です。
元興寺について書いた小生のブログ