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日本玩具博物館の雛人形 on 2020-2-23

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明日はひな祭りということでお雛様に関する話題を取り上げました。

2020年2月23日、姫路市香寺町の日本玩具博物館へ雛人形を観るために出かけて

いました。当日は14時30分より学芸員による解説もあり聞いてきました。

ひなまつりを広辞苑で調べてみると

3月3日の上巳(じょうし又はじょうみ)の節句に女児のある家でひな壇を
設けて雛人形を飾り調度品を具え菱餅、白酒、桃の花などを供える祭。

上巳の節句は桃の節句、重三、草餅の節句、雛祭りなどとも呼ばれます

古代中国では3月の最初の「巳(み)」の日に水で体を清め、宴会を催し
厄を祓うという祭りがありました。
その「上巳の節句」が日本に伝わり、日本古来からあった人形(ひとがた)に
厄を移す風習などと混ざり合い、平安時代になると、祈祷師を呼んで祈りをささげ、
人形をなでて厄を移し、供物を備えて水に流す祭に変化していきました。

江戸時代以降はひな祭りとして庶民にも定着し女子の節句となった。

 

本日(2020-3-2)は七十七候の第六候「草木萌え動る(そうもくめばえいづる)」
で意味は雨が降って土がやわらかくほどけていき、待ちわびた草木が芽を吹き始めます

明るい雰囲気の春が待ち遠しい今日この頃です。

世の中は新型コロナウィルス騒ぎで大変な時期ではありますが・・・・

日本玩具博物館の基本情報

住所:姫路市香寺町中仁野671-3 TEL:079-232-4388

開館時間:10:00~17:00  定休日:水曜日 

入館料:一般600円 高・大学生400円 こども(4才以上)200円

公式サイト:https://japan-toy-museum.org/

Goo地図を添付しておきます。

 

立雛

江戸時代以前は座雛ではなく立ち雛が一般的であった。

 

享保雛

上の2枚の写真は享保雛の内裏雛と全体飾り

享保雛は享保年間(1716-1736)に流行した雛である。

享保より古い寛永期(1624-1644)に流行した寛永雛というのもあるそうです

江戸後期~明治初期の雛人形

1段目の内裏雛(だいりびな)あるいは親王(男雛、女雛)の飾り方ですが

我が家では男雛を向かって左に置いていますが明治時代以前は配置が逆であった。

御殿飾り雛

上の写真は御殿飾りの展示の遠景

明治期から昭和中期までの御殿飾りの雛人形が展示されていました。

 

 

上の5枚の写真は展示の様子です。

上の写真は特別展のリーフレット表紙です。

4月12日まで開催されているようなので興味のある方は是非、お出かけください

 

これからの記事は現代のもので代表的な段雛に関するものです。

1段目:内裏雛(だいりびな)あるいは親王(男雛、女雛)

2段目:三人官女
     宮中に仕える女官をあらわす、内1人のみお歯黒、眉無し(既婚者を
      意味するが、生涯独身の女官の場合には年長者という意味であろう)
3段目:五人囃子(ごにんばやし)
     能のお囃子を奏でる5人の楽人をあらわし、向かって右から、謡(うたい)
     笛(ふえ)、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、そして太鼓の
     順であり、右から楽器が小さい順番に並んでいる。
4段目:随身(ずいじん、ずいしん)通称:右大臣と左大臣。
     向かって右が左大臣で年配者、向かって左が右大臣で若者である。
     いずれも武官の姿であり、正しくは近衛中将または少将である
5段目:仕丁(しちょう)あるいは衛士(えじ)
     通常3人1組である。それぞれ、日傘をかざしてお供する係、殿の履物を
     お預かりする係、雨をよける丸い笠(かさ)を竿(さお)の先にのせて
     お供する係を分担している。向かって右から立傘(たてがさ)、沓台
    (くつだい)、台笠(だいがさ)の順に飾る。怒り、泣き、笑いの表情から、
     三人上戸(じょうご)の別称もある。
6段目、7段目にはひな人形は無し

上の写真は展示のお雛様です。

上述した3段目と4段目の配置が逆になっています。

上の写真は福崎町の三木家住宅に展示のひな人形で上述の順番どおりとなっています

撮影:2020-1-13

 

最後に「うれしいひなまつり」の歌詞を添付して筆を置きます。

「うれしいひな祭り」の歌詞
サトウハチロー作詞・河村光陽作曲

あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓(ふえたいこ)
今日はたのしい ひな祭り

お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔(がお)
お嫁(よめ)にいらした 姉(ねえ)様に
よく似(に)た官女(かんじょ)の 白い顔

金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒(しろざけ) めされたか
あかいお顔の 右大臣(うだいじん)

着物をきかえて 帯(おび)しめて
今日はわたしも はれ姿(すがた)
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り


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