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修復完了した大楠公像 in 湊川公園 on 2020-3-28

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2019年7月に仮置き場から修理に出されていた湊川公園の大楠公像は修復を終えて

湊川公園南側に帰還しました。(神戸新聞の報道によれば2020-3-23着)

同じく神戸新聞の報道によれば3月27日には湊川神社によるお祓い等、関係者で

完工式が行われたとのこと。

そこで3月28日(土)に湊川公園に出かけ写真を撮ってきましたので紹介します。

 

大楠公像

上の写真は湊川公園の大楠公像正面側近影

昨年(2019)7月から馬の左足かかと部分などに破損が見つかり東京で修復が

行われていました。またクリーニングも行われ奇麗になっています。

上の写真は大楠公像正面の遠景

上の写真は湊川公園の大楠公像 裏側から観た遠景

この写真で湊川公園のどの辺に大楠公像が設置されたかが判ると思います。

大楠公銅像建設記

上の写真は大楠公銅像建設記です。昭和10年(1935)7月神戸新聞社によって建立。

記載内容を要約して記しておきます。

昭和10年(1935)5月25日の大楠公600年祭にあたり大楠公の銅像が無かったので

神戸新聞が創業40周年事業として湊川の戦いのあった湊川公園の銅像建設計画を

発議し募金をもとめたところ15万人より賛同が得られ3万円余の募金が集まった。

銅像の原型は帝国美術院会員の斎藤嘉巌が制作。

武装武具の考証は東京 岡保之助 台座は神戸の石松石材工業所

台座の文字は神戸市長の勝田銀次郎 

裏面の文章は神戸新聞で漢詩人の成田松坡の筆

地鎮祭は昭和10年(1935)5月22日に挙行された。同年7月1日に神戸市へ引き渡し

神戸市が作成したものは下に添付

 

大楠公六百年斎行記念之碑

大楠公六百年斎行記念之碑の正面

昭和10年(1935)8月 大楠公600年大祭奉賛会長 勝田銀次郎により建立

上の写真は大楠公六百年斎行記念之碑の裏面と側面

宮内省、皇族の方々、募金賛同者や募金額などが記載されています。

 

 

大楠公像の設置場所の変化を記載しておきます。

昭和10年(1935) 神戸新聞社から寄贈 公園南側(新開地側)に設置
昭和46年(1971) 湊川公園駐車場建設により公園北側に移設
平成29年(2017) 新兵庫区庁舎建築により公園内に仮移設

令和2年(2020) 3月27日修復が完了し湊川公園の南側(新開地側)に設置

 

関連ブログ

湊川公園内の楠公像の移転先

 

湊川公園の楠木正成像(大楠公像)の仮移設と説明板 on 2018-3-21&2018-5-15


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