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三木市月輪寺の宝篋印塔 on 2020-2-2

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2020年2月2日、蓮花寺の鬼踊りを観るために三木市に出かけていました。
鬼踊りについては下記ブログを作成済
 三木市 蓮花寺の鬼踊り on 2020-2-2
午前中、表題の「月輪寺の宝篋印塔」の写真を撮りましたので紹介します。

月輪寺の宝篋印塔は境内文珠堂の横にあります。

本題に入る前に月輪寺について基本情報を添付しておきます。

月輪寺の基本情報
住所:三木市本町2-17-40  TEL: 079-482-0779 
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:千手観世音菩薩

上の写真は宝篋印塔(正面)

上の写真は宝篋印塔の裏面

上の写真は宝篋印塔の右側面

上の写真は宝篋印塔の左側面

上の写真は宝篋印塔の遠景。左手の建物は文珠堂

宝篋印塔(ほうきょういんとう)はもともとは内部に安穏長寿のため呪文である『宝篋印陀羅尼』

を納めたことに由来するが時代を経て、先祖を供養する塔へと変化してきた。

誰でも参拝供養すれば滅罪や延命に功徳があるとされます。

上の図は宝篋印塔の各部の名称です。出典:神戸の石造遺品 川辺賢武 著 (1971)

神戸市史資料室 Page4

Wikipediaでは下記のように解説しています。
最上部の棒状の部分は相輪と呼ばれる。相輪は、頂上に宝珠をのせ、その下に請花(うけばな)、九輪(宝輪)、伏鉢などと呼ばれる部分がある。相輪は宝篋印塔以外にも、宝塔多宝塔層塔などにも見られるもので、単なる飾りではなく、釈迦の遺骨を祀る「ストゥーパ」の原型を残した部分である。相輪の下には露盤と階段状の刻み(普通は6段)を持つ笠があり、この笠の四隅には隅飾(すみかざり)あるいは「耳」と呼ばれる突起がある。笠の下面も階段状(2段)に刻む。笠の下の四角柱の部分は、塔身(とうしん)という。その下の部分は基礎と呼ばれ、上部を階段状(2段)に刻んで塔身を受ける。隅飾の内側の曲線を二弧ないし三弧に刻むものもあり、またその側面に月輪を陽刻し、その中に種子(しゅじ・種字とも)を刻むものもある。

塔身にはしばしば仏坐像や月輪に囲われた種子を刻む。手の込んだものではその月輪をさらに蓮華座で受ける。また基礎の四方の側面には区画の中に格狭間(こうざま)を一個刻む例が多い。さらに基礎石の下に格狭間を伴った返花座を置くものもある。

月輪寺の宝篋印塔は享保3年(1718)の銘文があります。

建立の当たっての寄進者は54人で万人講を組織していることも刻まれている

銘文より判ります。

塔身部の4面に梵字が刻まれていますが四如来を意味しています。

真言宗では大日如来を次の4つの如来が囲んでいます。(五智如来)

阿閦(あしゅく)如来

不空成就如来

阿弥陀如来

宝生(ほうしょう)如来

 

関連ブログ:https://blog.goo.ne.jp/chiku39/e/68ca3779984012e79d724079ebf13678

 


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