2020年7月2日、山陽電車高砂駅の駅南地区を散策してきました。
今回はレンタサイクルを借り(300円)見て回りました。
その初回として藍屋町の川地蔵をお送り致します。
以前の訪問記は下記のブログで書いています。
山陽電車高砂駅周辺の散策 on 2017-11-12&2018-1-21 その6 藍屋町の川地蔵
今回は新しいお堂が作られており、古いお堂の写真が掲載されているので、
上のブログも貴重なものとなりました。
新しいお堂に関して、2020年3月23日の神戸新聞朝刊東播が完成記念法要が同年3月
22日に行われたこと、さらに由緒も含めて詳しく紹介されています。
前置きが長くなってしまいました。早速、新しいお堂や川地蔵(石造地蔵菩薩坐像)
の写真を紹介します。
上の2枚の写真は川地蔵が収容されている新しいお堂です。
上述の神戸新聞の記事によれば県道の拡幅に伴い2019年4月より工事が開始され
2020年3月22日に完成しました。建物の面積は約30㎡。北側に移動した。
上の写真は川地蔵関連の建屋?の寄進者名簿の石碑
(大正12年(1923)の寄付者氏名と金額が刻まれています)
上の写真は新調された川地蔵の看板
以前のブログでは中須義男氏の揮毫の扁額が掲げられていました。
上の写真は川地蔵です。石造品の地蔵菩薩坐像です。
上述の神戸新聞によれば明和元年(1764)、中国や朝鮮と交易があった高砂町の
「船持衆」と呼ばれる住民が海上安全を願い、島根県・隠岐諸島から舟で運んだと
伝わる。明治39年(1906)に堂が建設されたとのこと。
高砂地区では8月23日と24日に地蔵盆が行われており、23日がメイン。。。
昔は盆踊り、相撲などが行われていたがあまり残されていないようである。
川地蔵は平成27年(2015)まちの文化財として藍屋町自治会(小南紀芳会長)
から登録申請があり高砂市の「ふるさと文化財」認可されたそうです。
上の写真は境内に保管されている石造仏像、五輪塔、燈籠など
上の図は播磨高砂尾上紀勝余韻 文化11年(1828)よりのもので
左隅の橋は稲荷橋、右上の蔵は百間蔵、堀川には多くの高瀬舟が繋留されています
永楽橋も大きく描かれています。
石垣積みの護岸や雁木(がんぎ)も描かれており当時の様子が偲ばれます。
この図に川地蔵の位置も示しました
上の写真は現在の地図で川地蔵の位置を示しました。
川地蔵のお堂は老人憩の家になっており活用されています。
住所は高砂市高砂町藍屋町1705
Goo地図も添付しておきます。
掲示板には上述の神戸新聞(2020-3-23)の川地蔵落慶式の様子が書かれた記事
の他、下に添付したものが掲示されていました。
十輪寺の西田秀雄住職は木版画でカレンダーを作成されています。