昨日(2020-8-17)、2020年4−6月期GDP速報値が内閣府より公表された。
実質で前期比7・8%減、年率換算では27・8%減という数値は、
リーマン・ショックを上回る戦後最大の落ち込みとなった。
昨日(2020-8-17)より報道された内容を要約した。
前期比7.8%減のうち内需寄与度-4.8%、外需寄与度-3.0%
関連サイト1:https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn2008170005.html
(Gooブログ)
関連サイト2:https://www.asahi.com/articles/ASN8K2QJDN86ULFA01T.html
(朝日新聞)
関連サイト3:https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL17HSS_X10C20A8000000/
(日経新聞)
上の写真は2008年以降のGDP伸び率(実質・年率換算)の推移です。
出典:NHK総合テレビ2020年8月18日の朝のニュース
今回、2020年4-6月期はマイナス27.8%で戦後最悪となった。
年換算額では約485兆円となり2012年10-12月以来、7年半ぶりに500兆円を割り込んだ
3期連続のマイナス成長は2010年10-12月期からの3期以来となった。
オリジナルデータは内閣府のサイトで確認できます。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
上の写真はGDPの大幅減の記録
出典:NHK総合テレビ(2020-8-17夕方)ニュース番組
上記以外では第1次オイルショック 1974年1-3月期 -13.1%
消費税5%→8% 2014年4-6月期 -7.5%
要素別では、輸出18.5%減、個人消費8.2%減、設備投資1.5%減
NHK総合テレビの報道で今後の見通しについて次のように報道
出典:2020-8-18NHK総合テレビ朝のニュース
GDP 7-9月期はプラスに転じる
先月(2020年7月)発表されたGDP年-4.5%の達成は厳しい状況
感染拡大を抑えながら経済活動正常化を実現させるかが焦点
上の3枚の写真は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員の分析
経済回復は早くて3年、多分5年位の時間を要するというのが大方の見方
上の2枚の写真はGDP(4-6月)アジア諸国の速報値 日本は-7.8%
年率換算GDP 日本27.8%に対して米国は-32.9%、EU圏19か国-40.3%
中国だけはいち早く最悪期を脱し+50%台
IMFの2020年4月時点の経済見通しを発表しています。全世界では-3.0%
主要国のGDP年間成長率の数値をピックアップしてみました。
出典:https://www.imf.org/en/Publications/WEO/Issues/2020/04/14/weo-april-2020
米国 -5.9%
ドイツ -7.0%
フランス -7.2%
日本 -5.2%
英国 -6.5%
カナダ -6.2%
中国 1.2%
インド 1.9%
ASEAN5か国-0.6%
ロシア -5.5%
ブラジル -5.3%