2020年9月16日、今年の秋以降に解体予定の神戸市役所2号館及び冷却塔防音壁
に描かれたミューラルアート(壁画)の写真を撮ってきましたので紹介します。
神戸市役所2号館は昭和32年(1957)に建設の8階建ての庁舎であったが1995年の
阪神淡路大震災で6階部分がつぶれ6~8階が撤去されました。
ミューラルアートを描くプロジェクトは昨年末より始まりアーティストへの対価
や製作費などの資金570万円をクラウドファンディングで集めた。プロジェクトの
事務局には企画調整局つなぐ課の特命課長の秋田大介さんが担当されています。
事務局のFB: https://www.facebook.com/groups/879742595775036/
問い合わせ先メール:acky0710+muralart@gmail.com
神戸市役所2号館南側
上の写真は神戸市役所2号館南側の3・4階部分を利用して描かれたミューラルアート(壁画アート)
サイズは横 約30m 縦 約8m 作者は日系ブラジル人のチチフリークさん
チチフリークさんはコミックやアニメーションの仕事を手掛けた後、建物の壁などを表現の
場とするミューラルアートを始めた。東日本大震災の復興支援プロジェクト
にも参加し、宮城県石巻市の仮設住宅で壁画を制作。祖父母は神戸から「笠戸丸」でブラジル
に移民したことから神戸との縁もある。
ミュラルアート(壁画アート)は所有者の許可を得た上でアーティストが壁面にスプレーや
ペイントで描く作品で、許可を得ないグラフィティ(落書き)アートとは異なる。
ハワイのカカアコ地区はミューラルアートの名所として有名。
作品の制作は当初4,5月に予定されていたが新型コロナウイルス感染症の影響で7月になった。
上の写真は神戸市役所2号館南側 1階部分に描かれたミューラルアート(壁画)
作者はComic Headsさん
神戸市役所2号館北側
上の2枚の写真は神戸市役所2号館北側3-4階部に描かれたミューラルアートの近遠景
作者は東京在住で海外でも壁画を手掛ける夫婦ユニット「ヒトツキ」のKAMIさんと
SASUさん。青を基調に花をモチーフとした作品で知られ神戸ではメリケンパークや
六甲アイランドでも壁画を制作している。制作は8月に実施されました。
クーリングタワー(冷却塔)防音壁
上の写真はクーリングタワー(冷却塔)南側に描かれたミューラルアート
作者は神戸ゆかりのKAC(ケーシー)さん
上の写真は冷却塔防音壁北側に描かれたミューラルアート
作者はSaggy Steez(サギースティーズ)さんとVERO(ベロ)&KERO(ケロ)さん
東側のパンダの絵は神戸市のPR用の掲示 中国に帰るタンタンについて掲示
西側にもミューラルアートが描かれているようですが当日は撮影できず
後日、追加する予定です。
そこで全部の写真と作者名を記したPDFファイル(神戸市作成)にリンクしておきます。
https://kobe-mural.com/wp-content/uploads/2020/09/20200813kobemuralart-fix-WEB..pdf
神戸市のプロジェクト担当者の秋田さんが動画でミューラルアートについて
解説されている動画がありましたのでGooブログで共有させていただきました。
(ミューラルアート以外の内容も含まれています。)
アートを感じよう! 恐竜に食べられちゃう!? 家の中が美術館に!
最後に新しく建設されている神戸市役所庁舎の建設状況の写真を添付して筆を置きます。