1月10日から始まる大相撲初場所で兵庫県芦屋市出身の貴景勝が綱とりに挑みます。
先場所に続く優勝を果たせば大正2年(1913)以来、実に108年ぶりに2人目
となる兵庫県出身の横綱誕生となります。
ただ、昨日(1月5日)のニュースで横綱白鵬が新型コロナウィルスに感染した
ことがあり、観客数制限、無観客など何らかのアクションがとられての開催となると
思われます。中止にならなければ良いのですが・・・・
2020年12月30日、NHK総合テレビ「大相撲この一年」の番組より貴景勝に焦点を当て
写真紹介していきます。
上の3枚の写真は夢を支えに精進する貴景勝の紹介場面
初場所で是非、綱とりに向けて頑張って貰いたいと願っています。
小さい頃から夢は「横綱昇進」だったようです。
押し相撲は安定性の面で困難なことも多いですが「押し相撲貫く」決意のようです。
先場所の千秋楽の本割では小結・照ノ富士に敗れ、優勝決定戦となった。
上の写真は優勝決定戦で照ノ富士を破り、13勝2敗で2回目の優勝を飾った
大関での優勝は初めて。
貴景勝は1年を振り返り、あまり良いことのなかった苦しい1年であったと語った。
それでも、年間の最多勝に輝いた。
冒頭で書いたように、もし初場所で貴景勝が優勝すれば、兵庫県出身の横綱としては
第23代横綱の大木戸森右衛門(神戸市生まれ)に続き2人目の横綱誕生となります。
フレー、フレー貴景勝!!
神戸市東灘区出身の第23代横綱 大木戸森右衛門について下記ブログで紹介しています。
(兵庫県出身で唯一の横綱)(本名は内田光藏)
第23代横綱 大木戸森右衛門生誕の地碑 on 2016-9-4 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
3場所連続全勝優勝は東京相撲・大坂相撲を通して大木戸森右衛門が史上初で、
連続全勝優勝記録は現在でも大木戸のほか双葉山定次(5場所連続で最多記録)
と白鵬翔(4場所連続)しか記録していない。
神戸新聞 2021年1月4日の夕刊でも明治生まれの大木戸森右衛門を紹介した記事が
掲載されていました。この記事の中に1989年12月8日朝刊にも大木戸森右衛門を
紹介した記事があることも書かれていました。
参考として歴代横綱の一覧を添付しておきます。
代位 四股名 出身地 横綱昇進 引退 優勝
初代 明石志賀之助 下野国(栃木県) 不明 不明 不明
2代 綾川五郎次 下野国(栃木県) 不明 不明 不明
3代 丸山権太左衛門 陸奥国(宮城県)1749年 1749年 不明
(現役中に死去)
4代 谷風梶之助 陸奥国(宮城県)1789年11月 1794年11月 21回
(現役中に死去)
5代 小野川喜三郎 近江国(滋賀県)1789年11月 1798年10月 7回
6代 阿武松緑之助 能登国(石川県)1828年2月 1835年10月 5回
7代 稲妻雷五郎 常陸国(茨城県)1829年9月 1839年11月 10回
8代 不知火諾右衛門 肥後国(熊本県)1840年11月 1844年1月 1回
9代 秀ノ山雷五郎 陸奥国(宮城県)1847年9月 1850年3月 6回
10代 雲龍久吉 筑後国(福岡県)1861年9月 1865年2月 7回
11代 不知火光右衛門 肥後国(熊本県)1863年10月 1869年11月 3回
12代 陣幕久五郎 出雲国(島根県)1867年1月 1867年11月 5回
13代 鬼面山谷五郎 美濃国(岐阜県)1869年2月 1870年11月 7回
14代 境川浪右エ門 下総国(千葉県)1877年2月 1881年1月 5回
15代 梅ヶ谷藤太郎 筑前国(福岡県)1884年2月 1885年5月 9回
(初代)
16代 西ノ海嘉治郎 薩摩国(鹿児島県)1890年5月 1896年1月 2回
(初代)
17代 小錦八十吉 上総国(千葉県)1896年5月 1901年1月 7回
18代 大砲万右エ門 岩代国(宮城県)1901年5月 1908年1月 2回
19代 常陸山谷右エ門 茨城県 1903年6月 1914年5月 7回
20代 梅ヶ谷藤太郎 石川県(富山県)1903年6月 1915年6月 3回
21代 若嶌權四郎 千葉県 1903年1月 1907年1月 4回
大坂相撲での横綱免許
22代 太刀山峯右エ門 石川県 1910年6月 1917年1月 11回
23代 大木戸森右エ門 兵庫県 1913年1月 1914年1月 10回
大坂相撲での横綱免許
24代 鳳谷五郎 千葉県 1914年6月 1919年5月 2回
25代 西ノ海嘉治郎 鹿児島県 1915年5月 1918年5月 1回
(2代)
26代 大錦卯一郎 大阪府 1917年5月 1923年1月 5回
27代 栃木山守也 栃木県 1918年2月 1925年5月 9回
28代 大錦大五郎 愛知県 1918年5月 1922年1月 6回
大坂相撲での横綱免許
29代 宮城山福松 岩手県 1922年2月 1931年3月 6回
大坂相撲での横綱免許
30代 西ノ海嘉治郎 鹿児島県 1922年5月 1928年10月 1回
31代 常ノ花寛市 岡山県 1924年1月 1930年10月 10回
32代 玉錦三右エ門 高知県 1933年1月 1938年5月 9回
場所後現役中に死去
33代 武藏山武 神奈川県 1936年1月 1939年5月 1回
34代 男女ノ川登三 茨城県 1937年1月 1942年1月 2回
35代 双葉山定次 大分県 1938年1月 1945年11月 12回
36代 羽黒山政司 新潟県 1942年1月 1953年9月 7回
37代 安藝ノ海節男 広島県 1943年1月 1946年11月 1回
38代 照國萬藏 秋田県 1943年1月 1953年1月 2回
39代 前田山英五郎 愛媛県 1947年11月 1949年10月 1回
40代 東富士欽壹 東京府(東京都) 1949年1月 1954年9月 6回
41代 千代の山雅信 北海道 1951年9月 1959年1月 6回
42代 鏡里喜代治 青森県 1953年3月 1958年1月 4回
43代 吉葉山潤之輔 北海道 1954年3月 1958年1月 1回
44代 栃錦清隆 東京府(東京都) 1955年1月 1960年5月 10回
45代 若乃花幹士 青森県 1958年3月 1962年3月 10回
(初代)
46代 朝潮太郎 鹿児島県 1959年5月 1961年11月 5回
(3代)
47代 柏戸剛 山形県 1961年11月 1969年7月 5回
48代 大鵬幸喜 北海道 1961年11月 1971年5月 32回
49代 栃ノ海晃嘉 青森県 1964年3月 1966年11月 3回
50代 佐田の山晋松 長崎県 1965年3月 1968年3月 6回
51代 玉の海正洋 愛知県 1970年3月 1971年9月 6回
(現役中に死去)
52代 北の富士勝昭 北海道 1970年3月 1974年7月 10回
53代 琴櫻傑將 鳥取県 1973年3月 1974年5月 5回
54代 輪島大士 石川県 1973年7月 1981年3月 14回
55代 北の湖敏満 北海道 1974年9月 1985年1月 24回
56代 若乃花幹士 青森県 1978年7月 1983年1月 4回
(2代)
57代 三重ノ海剛司 三重県 1979年9月 1980年11月 3回
58代 千代の富士貢 北海道 1981年9月 1991年5月 31回
59代 隆の里俊英 青森県 1983年9月 1986年1月 4回
60代 双羽黒光司 三重県 1986年9月 1987年11月 なし
61代 北勝海信芳 北海道 1987年7月 1992年3月 8回
62代 大乃国康 北海道 1987年11月 1991年7月 2回
63代 旭富士正也 青森県 1990年9月 1992年1月 4回
64代 曙太郎 ハワイ 1993年3月 2001年1月 11回
場所終了直後に引退表明
65代 貴乃花光司 東京都 1995年1月 2003年1月 22回
66代 若乃花勝 東京都 1998年7月 2000年3月 5回
(3代)
67代 武蔵丸光洋 ハワイ 1999年7月 2003年11月 12回
68代 朝青龍明徳 モンゴル 2003年3月 2010年1月 25回
69代 白鵬翔 モンゴル 2007年7月 現役 44回
70代 日馬富士公平 モンゴル 2012年11月 2017年11月 9回
71代 鶴竜力三郎 モンゴル 2014年5月 現役 6回
72代 稀勢の里寛 茨城県 2017年3月 2019年1月 2回