神戸市男女共同参画センター あすてっぷ神戸の北側の通りに本日
紹介します旧橘小学校レンガ塀があります。
平成21年(2009)5月 橘小学校 昭和27年卒の古希記念に書かれた説明書きより
引用させていただきます。
「このレンガ塀は、明治33年(1900年)橘尋常小学校開校当時よりの面影を
残す由緒ある記念物です。
レンガ塀には88年間の卒業生の一人ひとりの母校に対する懐かしい
思い出が、星の数ほど多く込められています。」
上の2枚の写真は橘小学校のレンガ塀と現地説明板 撮影:2009-12-12
橘小学校は明治33年(1900)に橘尋常小学校として創立されました。
この頃の校舎は木造で、子供たちは着物姿で通学していました。
昭和13年(1938)には阪神大水害の被害を受け、学校に対策本部が置かれました。
初代の木造校舎は昭和20年(1945)3月17日のの神戸大空襲で全焼し、その後の
何年かは東川崎小学校に併設されていました。
昭和29年(1954)から元の場所に鉄筋の新校舎が復興して1万人以上の卒業生を
輩出してきましたが、社会情勢や産業構造の変化により校区内の児童数が減少し、
昭和63年(1988)に34人の最後の卒業生を送り出した後、近くの東川崎小学校
兵庫区の入江小学校とともにハーバーランドの地に現在の湊小学校に統合されました。
跡地には水道局中部庁舎と生活学習センターが建設され現在に至っています。