2021年10月31日、JR三宮駅の海側広場で水素で走るトヨタの車が展示されており
説明して頂いたので写真を中心に紹介します。
トヨタ自動車では発売から24年を経過した「プリウス」を中心としたハイブリッド車
によるガソリン使用量の減少によるCO₂の削減に貢献されてきました。
さらに、ガソリンに代わる燃料として「水素」に注目して2014年に水素自動車「MIRAI]
を発表。2020年の12月15日にはフルモデルチェンジを行い水素を使って走行するだけでなく
水素で発電した電気を家電製品などに使える「給電」にも対応し、災害時の停電などに
備える2代目「MIRAI」を発売開始されております。
2代目「MIRAI」の展示
上の写真が2代目「MIRAI]の展示です。車体はレクサスと同じ。
水素で走る自動車(燃料電池自動車)の購入価格
車両価格は約850万円。
購入に当たっては国や地方自治体から補助金を受けることができるようです。
水素で走る自動車のランニングコスト
水素5Kgの搭載で750Km走行できるそうです。
水素の価格は1,200円/Kgですので750Km走行のコストは6,000円となります。
水素の供給ステーションは神戸では神戸七宮水素ステーションの1箇所だけです。
ハイブリッド車のランニングコスト
ハイブリッド車の場合で燃費20Km/L、ガソリン165円/Lという前提で
750Km走行のコストは6,188円となりほぼイーブン
給電機能
上の写真はクルマde給電のイメージ図
上の写真はクルマde給電のトヨタの対象車種一覧
私が所有している車も給電機能を有しているようなので停電時に対応できるように
確認対処しておこうと思っています。
上の2枚の写真はクルマde給電の説明パネル 合計1,500ワットまでの電気製品に供給可能
マイクロバスの展示
上の2枚の写真はマイクロバスの展示。量産はまだされておらず、手作りで製造されたものです。
上の2枚の写真は展示の遠景です。
神戸市の取り組み
神戸市では「水素スマートシティ神戸」というキャッチコピーを設定し様々な
取組に対して応援する体制を組まれています。
神戸市以外にも水素エネルギーを活用しようとする取り組みは北九州市、周南市、
川崎市などで取り組まれています。
詳しくは下記サイト:
先進自治体の紹介 水素利用に関する取り組み By 株式会社 三菱化学テクノリサーチ
さらに民間各社でも開発競争が繰り広げられていると思われます。