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神戸市垂水区 多聞寺の杜若(かきつばた) on 2016-5-2

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2016年5月2日、多聞寺の杜若(かきつばた)の写真を撮ってきましたので
紹介します。

多聞寺の基本情報
住所:神戸市垂水区多聞台2 TEL:078-782-4445 
山号:吉祥山 宗派:天台宗
多聞寺は空海の弟子・慈覚大師が開基した古刹で開基年は平安時代のはじめ
貞観5年(863)と伝えられています。
寺の説明書きでは貞観2年(860)に開創と書かれています。
下の2枚の写真が本堂で正徳2年(1712)の再建と伝えられています。
最盛期には本堂、坊頭が23坊もあったそうです。

多聞寺の主な年間行事

1月1日  修正会
1月5日  修正会結願法要 鬼追式
2月    節分
3月    彼岸会
5月    観華会
8月16日 盂蘭盆
9月    彼岸会
12月大晦日 除夜の鐘

毎月3日 本尊縁日 護摩供
随時   止観(天台座禅) 実習道場

多聞寺の追儺式(鬼追式)

古くに中国から伝わった、年の終わりに方相氏が悪鬼を駆逐する追儺行事が、
やがて寺院の年頭の行事である、天下泰平・五穀豊穣・招福攘災を祈る修正会に
附属する行事、追儺で踊るようになったものです。
現在は正月から小正月、節分にかけて、真言宗・天台宗を中心とする寺院で踊られます。
慶雲3年(706)文武天皇の時に流行した疫病を追い払おうと、宮中で大晦日に
鬼払いの儀式として行われたのが始まりとされています。
東大寺での修正会は天平勝宝4年(752)から行われている。
修正会は平安時代中期以降は諸大寺で一般的におこなわれるようになった。
創建が863年である多聞寺の追儺式がいつ頃から始まったのかは不明では
あるが恐らく1000年前後からの伝統があり約1,000年の歴史がある






それでは杜若の写真を堪能して下さい。(下の5枚の写真)












かきつばたはあやめ科の植物で花の中央部に白の斑紋があるのが特徴です。
かきつばたの名前の由来は在原業平の歌「から衣  きつつなれにし つましあれば
はるばる来ぬる  たびをしぞ思ふ」
によるものだそうです。


上の写真のように5月8日(日)には観華会の「聲明懺法」呂曲の法要などのイベントが
あります。昨年の観華会の様子を綴った小生のブログにリンクしておきます。

多聞寺の杜若(かきつばた)と観華会の聲明懺法 (しょうみょうせんぼう)呂曲 on 2015-5-10


上の写真は仁王門(大門)






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