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蝉(セミ)に関する雑学  セミを観察しよう

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2023年7月8日、家の庭の雑草抜きの作業中にクマゼミの死骸を見つけました。そこでクマゼミの解剖を試みましたがアリがたかって日にちが経っている為、角化が進んでおり上手く解剖図を作製することは出来ませんでした。そこで、蝉(セミ)に関する雑学というテーマで纏めることにしました。
夏休みの自由研究としても参考になると考えました。
セミの英文名と学名セミ 蝉 Cicada 学名:Cicadoidea
セミは昆虫の一種です昆虫の条件は頭部、胸部、腹部が分かれていることと、6本の足を有していることですセミはこの条件を満たしており、広くは昆虫の一種です。
セミの分類セミは、カメムシやタガメ、アブラムシなどの仲間で、カメムシ目というグループに入る。カメムシ目の昆虫は、注射針のようなするどい口をもっていて、植物のしるや小動物の体液を吸って栄養にしている。
セミの種類セミは、日本に約30種、世界では約3,000種が知られています。
日本での代表的なセミの特長 日本での代表的なセミは次の6種類です。  体の色が黒っぽい(2種)   ・アブラゼミ (羽の色は茶色)   ・クマゼミ  (羽の色は透明)  体の色が茶色っぽい(2種)   ・ニイニイゼミ(羽の色は茶色)   ・ヒグラシ  (羽の色は透明)  体の色が緑色っぽい(2種)   ・ツクツクボウシ(羽の色は茶色)   ・ミンミンゼミ (羽の色は透明) また上記6種の体長比較について下記サイトが判り易く説明しています。 セミをつかまえて特ちょうを観察してみよう!|自然と共生する世界|for キッズ|知る・楽しむ|関西電力 (kepco.co.jp) 
セミの鳴き声鳴き声を言葉で表記するのは難しいが一応、記載しておきます。 ミンミンゼミ:ミーンミンミン アブラゼミ:ジリジリジリ クマゼミ:シャーシャーシャー ヒグラシ:カナカナカナ ツクツクボウシ:オーシーツクツク
蝉が鳴く時間帯
Wikipediaで調べて見たら下記のように書かれていました。
「蝉が鳴く時間帯は種類によって異なり、種類を判別する有効な手がかりとなる。
たとえば日本産セミ類ではクマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、
ヒグラシは朝夕、ニイニイゼミは早朝から夕暮れまで、などとなる。
夏に多いとはいえ真昼の暑い時間帯に鳴くセミは少なく、比較的涼しい朝夕の方が多くの
種類の鳴き声が聞かれる。」蝉の種類によって、鳴く時間帯が違うようです。
セミの一生と寿命夏、木の枝に産み付けられたセミの卵は1か月過ぎた頃に白色から黄色に変化します。さらに1か月ほどすると卵の端のほうに点が二つ見えてきます。さらに時間が経過し翌年の初夏頃に幼虫は脱皮し地面に落ち、地面を歩き回ってから穴の開いた地面にもぐっていきます。幼虫は土の中で木など植物の根から汁を吸って成長。でも、植物の汁は栄養分が少なく幼虫の期間が長くなります。
蝉の種類によって異なるが幼虫の期間が1-17年だそうである。幼虫の期間はツクツクボウシは1~2年、アブラゼミで3~4年、クマゼミで4~5年。夏の夕方、セミの幼虫は穴から出て木にのぼり、安定した場所を決め、背中の皮が割れて中からきれいな薄緑色のセミが出てきます。やがて羽が延び、体のいろが変わって成虫になります。成虫の期間は1ヶ月くらいだそうである。ただ、羽化に成功するのは40%位で60%は羽化に失敗するらしい。理由は羽化の途中で木から落ちる、体力が尽きる、天敵に襲われる、など。

何年生きるか?という質問に対しては3-17年ということになろうかと思いますが
我々が成虫として観ることが出来るのは7日から1ヶ月のあいだとういことか。
13年、17年周期の北米のMagicicada というセミもいるようです。
クマゼミの外観と解剖
上の2枚の写真はクマゼミの外観セミが昆虫の一種である要素(頭部、胸部、腹部が分かれていることと、6本の足)を満たしていることがよく判る写真だと思います。腹弁(ふくべん)とは、セミの腹部にある鳴き声を出すための器官。
上の写真は大体の寸法がわかるようにスケールを入れて撮影クマゼミは日本で最大のセミの一種です。上の写真は羽だけを写したものです。
上の写真はセミの体の断面
我が家の庭のセミと抜け殻


セミが鳴くのはオスだけ セミが鳴くのはオスだけでメスは鳴かない。

セミの目は5つセミには目が5つあります。頭の両側に2つあるのが複眼、中間には3つの小さな単眼があります。
セミの解剖動画日本最大のセミを割ったら断面がヤバすぎた。
病原菌で死んだセミを解剖したら中身が凄すぎた
【閲覧注意】セミを解剖したら昆虫を理解出来すぎてヤバすぎた。 セミの初鳴き
2013年から2023年までの神戸におけるデータは下記のとおりです。2023年の蝉の初鳴きと梅雨セミの初鳴き 7月14日 梅雨入りは5月29日 梅雨明け 7月20日2022年の蝉の初鳴きと梅雨セミの初鳴き 7月10日 梅雨入りは6月14日 梅雨明け 6月28日2021年の蝉の初鳴きと梅雨セミの初鳴き 7月10日 梅雨入りは6月12日 梅雨明け 7月17日2020年の蝉の初鳴きと梅雨セミの初鳴き 7月9日 梅雨入りは6月10日 梅雨明け 7月31日2019年の蝉の初鳴きと梅雨セミの初鳴き 7月13日 梅雨入りは6月25日 梅雨明け 7月24日2018年の蝉の初鳴きと梅雨
セミの初鳴き 7月13日 梅雨入りは6月6日 梅雨明け 7月9日2017年の蝉の初鳴きと梅雨セミの初鳴き 7月13日 梅雨入りは6月7日 梅雨明け 7月19日2016年の蝉の初鳴きと梅雨
セミの初鳴き 7月11日 梅雨入りは6月4日 梅雨明け 7月18日2015年の蝉の初鳴きと梅雨
セミの初鳴き 7月14日  梅雨入り 6月3日 梅雨明け 7月20日2014年の梅雨と蝉の初鳴き
セミの初鳴き 7月15日   梅雨入り 6月4日 梅雨明け 7月21日2013年の梅雨明け宣言とセミの初鳴き
 セミの初鳴き 7月16日   梅雨入り 5月28日 梅雨明け 7月8日
蝉の遅鳴きセミの鳴き終わりはクマゼミ→ニイニイゼミ→ヒグラシ
→ミンミンゼミ→アブラゼミ→ツクツクボウシの順となっています。
セミの遅鳴きの日付は神戸における私の観察では9月2日(クマゼミ)から10月23日
(ツクツクボウシ)となっています。セミの遅鳴きについて地域別に纏めたサイトにリンクさせていただきます。
 初鳴き・遅鳴き (biodic.go.jp)

神戸のセミネットを調べていたら神戸のセミに関する詳しいサイトが見つかりましたのでリンクしておきます。 まちで見られる虫たち 半翅目-セミのなかま (kobe-c.ed.jp)


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