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H3ロケット2号機打ち上げ成功 軌道到達 衛星を分離 on 2024-2-17

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喜ばしい明るいNewsが入ってきました。報道機関の報道から簡略に纏めてみました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2024年2月17日、日本の次期主力ロケット「H3ロケット2号機」の打ち上げを行い、予定通り小型光学衛星の分離に成功しました。  
H3ロケット打ち上げは種子島宇宙センターから同日9時22分に打ち上げられました。今回の2号機には1号機で失った地球観測衛星「だいち3号」と同じ質量をもつロケット性能確認用「ペイロードVEP-4」の他、災害時の観測に活用できる小型光学衛星「CE-SAT-1E」や、地表などの熱変化を観測できる超小型衛星「TIRSAT」が搭載され、目標の軌道まで上昇し上述2基小型衛星と超小型の人工衛星投入に成功した。H3ロケット2号機は当初、2月15日午前9時22分から午後1時6分の間に打ち上げられる予定でしたが、JAXAは天候悪化が予想されるとして、打ち上げを17日に延期していました。  H3ロケットを巡っては去年3月に初号機を打ち上げましたが失敗。原因調査と対策に1年かけて臨んだ打ち上げであった。 3号機からは実用衛星を載せる本格運用となり、将来的に運用は三菱重工業に移管される。上の写真は2月17日9時22分頃打ち上げられたH3ロケット2号機 1号機の失敗から1年後
再挑戦の結果、打ち上げは成功した。出典:2024年2月17日 4CH MBSテレビ 11時45分からのニュースH3ロケットは「H2A」ロケットの後継として2014年から開発が進められてきた。H3ロケットのこれまでの開発費総額は2,197億円(2024年1月時点)にのぼる。世界で競争力のあるロケットを目指し打ち上げ費用はH2Aの半分の約50億円を目指す。H2Aは今年1月の48号機の打ち上げで残り2機になりH3が引き継ぐ。
Youtube動画H3ロケット試験機2号機打上げ経過記者会見 2月17日12時30分~14時
H3ロケット試験機2号機打ち上げ成功【種子島宇宙センター】 2024年2月17日KKB鹿児島放送 
発射結果 詳細上の写真はH3ロケット2号機打ち上げ結果詳細出典:2024年2月18日 朝日新聞朝刊 3面
上の写真はH3ロケット2号機打ち上げ結果詳細出典:2024年2月18日 読売新聞朝刊1面
H3ロケットの構造と特徴上の写真はH3ロケット2号機の構造出典:2024年2月18日 神戸新聞朝刊1面

上の写真はH3ロケットの特徴出典:2024年2月18日 読売新聞朝刊2面
H2Aロケットとの比較
上の写真は衛星搭載、成功率、打ち上げ費用、商業打ち上げの各項目での比較出典:2024年2月21日4時10分 NHK総合テレビ「時論公論」2月20日の再放送
上の写真は2023年3月7日に種子島宇宙センターから 打ち上げられたものの失敗したH3初号機
新型「H3」ロケットの仕様を前の機種「H2」と比較したもの
出典:2023年2月17日 6ch ABC朝日放送の番組「Newsおかえり」より 撮影:2023-2-17


H3ロケット初号機の失敗原因と対策
上の写真はH3初号機の失敗原因と2号機の対策出典:2024年2月21日4時10分 NHK総合テレビ「時論公論」2月20日の再放送
大型基幹ロケット開発の歴史上の写真は大型基幹ロケット開発の歴史の概要を記載した記事出典:2024年2月18日 日経新聞朝刊3面小型機に関しては「イプシロン」が現在運用されており今後は開発中の「イプシロンS」に引き継がれる予定です。
H3ロケットを支える技術上の写真はH3ロケットの機体やエンジンに使用されている主な技術を整理したもの出典:2024年2月18日 日経新聞朝刊3面H2Aでは中小企業を含めて約1,000社の供給網が形成されていた。
人工衛星の打ち上げ数推移
上の写真は人工衛星の打ち上げ数推移です。米国のスペースX社はこれまでに5,000機以上の打ち上げ実績があります。スペースX社は打ち上げた機体を回収して再利用するなどコストダウンに成功、安価で打ち上げられ一人勝ちの様相を呈しています。出典:2024年2月21日4時10分 NHK総合テレビ「時論公論」2月20日の再放送大型ロケット打ち上げ数推移
上の写真は大型ロケットによる打ち上げ数の推移を示したグラフ出典:2024年2月21日4時10分 NHK総合テレビ「時論公論」2月20日の再放送
上の写真は大型ロケットによる打ち上げ数の推移を示したグラフ出典:2024年2月18日 読売新聞朝刊2面
各国の主幹ロケット米国:スペースX社の「ファルコン9」   ユナイテッド・ロンチ・アライアンス「バルカン」中国:「長征9号」などのシリーズ欧州:「アリアン6」インド:「GSLV」日本:「H3」
H3が担う打ち上げミッション2024年度  ・観測衛星「だいち4号」  ・Xバンド防衛通信衛星3号機  ・準天頂衛星5号機2024~2025年度  ・新型補給船「HTV-X」1,2号機2025年度  ・日印共同の月の南極域探査「LUPEX(ルペックス)」2026年度  ・火星の衛星フォボス探査「MMX] 砂を持ち帰る  ・新型補給船「HTV-X」3号機
 以上の出典は2024年2月18日 日経新聞朝刊1面宇宙関係予算人工衛星の打ち上げは安全保障上、重要であり今後、増加させる必要があると思います。日本の宇宙関係の予算(2024年度)は8,945億円米国は日本の約13倍、中国は日本の約2.4倍
宇宙関連市場規模モルガン・スタンレー・リサーチは世界の宇宙機器(衛星打ち上げ、衛星製造、地上基地)の市場規模は2040年2,321億ドル(約35兆円)と2017年比66%増と予想宇宙ビジネス全体では2040年に1兆ドル(150兆円)と予測日本の宇宙関連事業の売上高は2022年度で3,032億円で1991年比14%増と他の経済指標と同様30年間ほとんど成長していない。
今後の課題
H3ロケットの打ち上げは現状では最大6回/年今後、この課題を解決させるためには1)低コストの実現2)発射場の増設3)機体追尾設備の充実実現には3,000億円の宇宙基金の活用が必須
出典:2024年2月21日4時10分 NHK総合テレビ「時論公論」2月20日の再放送





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