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播磨町 兵庫県立考古博物館 冬季企画展「弥生の墓 -玉津田中遺跡」の方形周溝墓- 観覧記 on 2025-2-28

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兵庫県立考古博物館 冬季企画展「弥生の墓」 -玉津田中遺跡-の方形周溝墓-が2025年3月16日まで開催されました。私は2月28日に観覧してきました。企画展の概要を書いていきます。
開催要項は以下の通りです。 開催日 :2025年1月18日(土)~2025年3月16日(日)
 開催場所 :兵庫県立考古博物館(加古郡播磨町大中1-1-1)
 開催時間 :午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
 定休日: 月曜日
 アクセス: JR土山駅南出口から「であいのみち」を徒歩15分
      山陽電車播磨町駅から喜瀬川に沿って徒歩25分
 料金: 大人 200円(150円) 大学生 150円(100円) (  )内は団体料金    高校生以下無料  高齢者(70歳以上)割引あり
 問い合わせ先: 兵庫県立考古博物館
 TEL: 079-437-5589所在地のGoogleマップを添付しておきます。


上の2枚の写真は企画展の遠景3月16日に企画展は終了しました。
弥生時代は2300年前から1700年前の約600年間であると覚えていましたが、
最近は佐倉市の国立歴史民俗博物館が2003年頃から提唱されている説で
500年くらい古い年代から弥生時代が始るということも言われています。県考古博の展示では下記のように早期、前期、中期、後期・終末期の年代を規定。
また縄文晩期を弥生時代に入れるという説もあります。  早期 2800年前~2600年前   前期 2600年前~2350年前
  中期 2350年前~2000年前
  後期・終末期 2000年前~1700年前
玉津田中遺跡の概要玉津田中遺跡は明石川中~下流域の左岸に位置し、台地になっている地に立地。縄文時代晩期~室町時代の複合遺跡である。昭和50年代から土地区画整備事業や圃場整備事業に伴い、兵庫県教育員会や神戸市教育委員会によって発掘調査が行われてきた。なかでも昭和57年~平成3年にかけて、ウインズタウン西神戸の区画整理事業に伴って約80,000㎡もの大規模な発掘調査が行われた。調査の結果縄文晩期から古墳時代後期の集落と平安時代後期から鎌倉時代の集落・居館跡が確認されました。弥生時代中期の集落跡(竪穴住居50棟以上)と方形周溝墓(40基以上)が検出され土器棺墓や土壙墓も見つかっています。水田跡も検出されています。遺物としては土器、石器、木器、青銅器など多彩なものが出土しています。
ごあいさつ上の写真は「ごあいさつ」のパネル弥生時代の中期(2350年前~2000年前)の方形周溝墓に焦点をあてた展示
展示遺跡の位置

展示の組み立て 1.弥生時代の墓 2.玉津田中遺跡 3.玉津田中遺跡の方形周溝墓  (1)方形周溝墓の変遷  (2)墓をつくる  (3)さまざまな棺と埋葬姿勢  (4)棺内から見つかったもの  (5)方形周溝墓以外の墓 4.埋葬にかかわる儀礼  (1)方形周溝墓から出土した土器・木器  (2)平地建物の祭
1.弥生時代の墓






2.玉津田中遺跡





3.玉津田中遺跡の方形周溝墓

(1)方形周溝墓の変遷


(2)墓をつくる


(3)さまざまな棺と埋葬姿勢




(4)棺内から見つかったもの



(5)方形周溝墓以外の墓



4.埋葬にかかわる儀礼

(1)方形周溝墓から出土した土器・木器





(2)平地建物の祭



常設展示の玉津田中遺跡


上の写真は弥生時代の玉津田中遺跡の生活をあらわした展示と説明パネルいなさくの様子を復元したもの


上の2枚の写真は祈りの儀式を司ったシャーマンと供えられた土器や使用された銅鐸、銅剣などの展示

上の2枚の写真はお米作りのはじまりと使用された道具の展示上の写真は常設展示 入口付近の展示の解説パネル展示は撮影禁止のため写真無し
上の2枚の写真は玉津田中遺跡で見つかった女性と子供の埋葬の展示上の写真はムラ同士の戦いで使用された木の盾
上の2枚の写真は戦いの犠牲者の展示と説明パネル
写真紹介はしませんが他にも玉津田中遺跡に関連の展示が多数あります。
過去に書いた玉津田中遺跡 玉津田中遺跡から弥生時代前期のお墓の跡見つかる - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) 


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