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日本茶のルーツ 日吉茶園 on 2017-4-13

2017年4月13日、日吉大社の山王祭を観るために京阪電鉄坂本駅に来ていました。

その時、偶然ではありますが日本茶のルーツ 日吉茶園を見つけました。

昨日(2017-5-2)は2017年の八十八夜で、お茶の季節でもありますので紹介することになりました。

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上の写真が日吉茶園です。

京阪電鉄坂本駅を下車してすぐの東側に日吉茶園があります。

日吉茶園は最澄(767-822)が延暦24年(805)に中国の唐から持ち帰ったお茶の種を
植えたとされる茶園で日本茶のルーツの地と言えます。

わが国で初めて「お茶を飲むという」意味での発祥は最澄と四方に唐に渡り帰朝した梵釈寺の
永忠(えいちゅう)が滋賀に訪れた嵯峨天皇にお茶を献じた弘仁6年(815)です。

日吉茶園の基本情報
住所:大津市坂本4丁目 京阪坂本駅前の東すぐ
問い合わせ先:坂本観光案内所 077-578-6565

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上の写真は京阪坂本駅前の地図で日吉茶園の位置が書かれています。

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上の写真は日吉茶園の現地説明板です。

この説明板には上述の内容に加え山王祭で4基の神輿に献茶する儀式があること。

比叡山延暦寺浄土院で伝教大師最澄の命日に行われる「長講会(ちょうこうえ)」でも献茶される
ことが記載されています。

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上の写真は大正10年に日吉大社が建立した由来碑です。

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上の2枚の写真は伝教大師最澄の生誕地 生源寺
 最澄の生誕は2説あり確定されていない。
  1.神護景雲元年(767)出生説

  2.天平神護2年(766)出生説

天台宗の開祖として有名な最澄についての解説 By Wikipedia(一部加筆)
最澄(さいちょう)(767-822)は、平安時代の僧。日本の天台宗の開祖である。
近江国(滋賀県)滋賀郡古市郷(現在の大津市)の豪族の家に生れ、
俗名は三津首広野(みつのおびとひろの)。
生年に関しては天平神護2年(766年)説も存在する。

先祖は後漢の孝献帝に連なる登萬貴王(とまきおう)で、応神天皇の時代に日本に
渡来したといわれている。
767年 坂本の地に生誕

780年、14歳のとき国分寺僧補欠として11月12日に得度し名を最澄と改めた。

785年、19歳のとき東大寺で具足戒を受ける。同年7月、比叡山に登り山林修行に入り、
      大蔵経を読破。

788年、22歳で比叡山に延暦寺を開く

805年5月、帰路の途中和田岬(神戸市)に上陸し、最初の密教教化霊場である能福護国密寺を開創

806年(大同元年)1月、最澄の上表により、天台業2人(止観業1人、遮那(しゃな)業1人)
    が年分度者となる。これは南都六宗に準じる。これが日本の天台宗の開宗である。

822年6月26日(弘仁13年6月4日)、比叡山の中道院で没

最澄の弟子には円仁(慈覚大師)、円珍などがいる。
最澄の死後、嵯峨天皇から日本初の「伝教大師」の称号が与えられた。

天台宗は密教系の宗派で現存の寺院は数多い。
延暦寺を台密、大日経義釈による京都東寺を東密という。


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上の写真は神戸市兵庫区の能福寺にある最澄像

関連ブログ:最澄像 in 神戸市兵庫区能福寺 on 2012-4-10

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