岡田氏「民共政府」拒否、選挙協力は模索継続
2015年10月29日 23:17 読売新聞
民主党の岡田代表が、共産党が掲げる連立政権「国民連合政府」構想を拒否する姿勢を強めている。
共産党との共闘路線に反発する党内保守派の突き上げに配慮したとみられる。ただ、来夏の参院選での共産党との選挙協力を模索する姿勢は崩しておらず、党内の火種は残りそうだ。
岡田氏は29日の記者会見で、「(選挙協力の)前提として国民連合政府が条件になると難しい」と語り、事実上、政権構想の撤回を共産党に求めた。28日の講演では「政権構想の前提を外さないと(選挙協力の)話は進まない」「政策に相当開きがあり、有権者に説明できない」と語った。
これまでは共産党との着地点を見いだせるとの期待も込め、「志位委員長は信頼している。いい結論に至るのではないか」と配慮も欠かさなかったが、ここへ来て「構想拒否」の姿勢を前面に打ち出し始めた。
2015年10月29日 23:17 読売新聞
民主党の岡田代表が、共産党が掲げる連立政権「国民連合政府」構想を拒否する姿勢を強めている。
共産党との共闘路線に反発する党内保守派の突き上げに配慮したとみられる。ただ、来夏の参院選での共産党との選挙協力を模索する姿勢は崩しておらず、党内の火種は残りそうだ。
岡田氏は29日の記者会見で、「(選挙協力の)前提として国民連合政府が条件になると難しい」と語り、事実上、政権構想の撤回を共産党に求めた。28日の講演では「政権構想の前提を外さないと(選挙協力の)話は進まない」「政策に相当開きがあり、有権者に説明できない」と語った。
これまでは共産党との着地点を見いだせるとの期待も込め、「志位委員長は信頼している。いい結論に至るのではないか」と配慮も欠かさなかったが、ここへ来て「構想拒否」の姿勢を前面に打ち出し始めた。