佐野氏HPで取り下げの理由説明 模倣否定も「人間として耐えられない」
2015年 09月01日 22:43スポニチアネックス
1日に使用中止が決まった2020年東京五輪エンブレムのデザインした佐野研二郎氏(43)が同日、自身のデザイン事務所のホームページで「エンブレムにつきまして」として経緯の説明と、騒動の謝罪を行った。
佐野氏はデザインについて「疑いをかけられているような模倣や盗作は、原案に関しても、最終案に関しても、あってはならないし、絶対に許されないことだと今でも思っております。模倣や盗作は断じてしていないことを誓って申し上げます」と断言。
しかし、複数のデザイナーと共同制作したサントリービールのキャンペーン商品に、他作品の模倣があったことを認めており、この日もエンブレムのデザイン以外の「仕事の不手際」を「この件については、一切の責任は自分にあります。改めてご迷惑をかけてしまったアーティストや皆さまに深くお詫びいたします」と謝罪した。
さらに、自分だけではなく、家族や無関係の親族へのプライバシー侵害などから「もうこれ以上は、人間として耐えられない限界状況だと思うに至りました」とし、「批判やバッシングから、家族やスタッフを守る為にも、もうこれ以上今の状況を続けることは難しいと判断」したとして、取り下げを申し出たと説明している。
佐野氏のデザインは7月24日に大会組織委員会が公式エンブレムとして発表したが、数日後にはベルギーの劇場ロゴに酷似していると話題になり、劇場ロゴのデザイナー、オリビエ・ドビ氏が差し止め訴訟を起こした。
さらに佐野氏が提出したエンブレムの活用例の写真がインターネット上の個人サイトから転用されている、デザインの原案が別の展覧会のポスターの一部に似ているなどといった疑惑が浮上するなど問題が続出。9月1日に大会組織委員会が使用を中止する方針を固めた。
佐野氏は五輪エンブレム以外の作品についても8月14日に、複数のデザイナーと共同制作したサントリービールのキャンペーン商品に、他作品の模倣があったことを認めて謝罪。事務所のスタッフが佐野氏の管理の下で作成し、自身の作品ではなかったとしている。
2015年7月24日、2020年東京で開催される東京五輪・パラリンピックのエンブレムが発表され、2015年9月1日に白紙撤回まで佐野氏の考案したオリンピックエンブレムに関して色々なことが取り沙汰されました。
エンブレムという言葉の意味さえ正確な知識のなかった私であったので、この際Emblemの言葉の意味と過去に採用された又は将来のオりンピックのエンブレムの歴史について調べてみました。
1.エンブレム Emblemの意味
Wikipediaでは次のように定義しています。
「エンブレム、エムブレム(英: emblem)とは、道徳的真理や寓意といった概念を要約する、あるいは王・聖人といった人物を表す、抽象的あるいは具象的な画像のこと」
エンブレムとシンボルの差異についてWikiprdiaは次のように解説されています。
「日常会話においては、「エンブレム」という語はしばしば「シンボル」(象徴・シンボル)と同じ意味で使われるが、厳密には両者の間には区別がある。「エンブレム」は、観念または特定の人や物を表すのに使われる図案を指す。具体的にエンブレムは、神性・部族または国家・徳または悪徳といった抽象概念を視覚的な用語で具体化させたもので、対象または対象の対応物である」
手持ちの旺文社 英和辞典では次のように定義しています。
(1)象徴、表象(Symbol)
(2)表象的模様、標章、記章
(3)寓意画
(4)性質などの典型(type)
2.オりンピックのエンブレムの歴史
下記のサイトで確認できます。
http://www.webdesignerdepot.com/2009/03/39-olympic-logos-from-1924-to-2012/
http://rohika01.com/toukyougorin-642
2015年 09月01日 22:43スポニチアネックス
1日に使用中止が決まった2020年東京五輪エンブレムのデザインした佐野研二郎氏(43)が同日、自身のデザイン事務所のホームページで「エンブレムにつきまして」として経緯の説明と、騒動の謝罪を行った。
佐野氏はデザインについて「疑いをかけられているような模倣や盗作は、原案に関しても、最終案に関しても、あってはならないし、絶対に許されないことだと今でも思っております。模倣や盗作は断じてしていないことを誓って申し上げます」と断言。
しかし、複数のデザイナーと共同制作したサントリービールのキャンペーン商品に、他作品の模倣があったことを認めており、この日もエンブレムのデザイン以外の「仕事の不手際」を「この件については、一切の責任は自分にあります。改めてご迷惑をかけてしまったアーティストや皆さまに深くお詫びいたします」と謝罪した。
さらに、自分だけではなく、家族や無関係の親族へのプライバシー侵害などから「もうこれ以上は、人間として耐えられない限界状況だと思うに至りました」とし、「批判やバッシングから、家族やスタッフを守る為にも、もうこれ以上今の状況を続けることは難しいと判断」したとして、取り下げを申し出たと説明している。
佐野氏のデザインは7月24日に大会組織委員会が公式エンブレムとして発表したが、数日後にはベルギーの劇場ロゴに酷似していると話題になり、劇場ロゴのデザイナー、オリビエ・ドビ氏が差し止め訴訟を起こした。
さらに佐野氏が提出したエンブレムの活用例の写真がインターネット上の個人サイトから転用されている、デザインの原案が別の展覧会のポスターの一部に似ているなどといった疑惑が浮上するなど問題が続出。9月1日に大会組織委員会が使用を中止する方針を固めた。
佐野氏は五輪エンブレム以外の作品についても8月14日に、複数のデザイナーと共同制作したサントリービールのキャンペーン商品に、他作品の模倣があったことを認めて謝罪。事務所のスタッフが佐野氏の管理の下で作成し、自身の作品ではなかったとしている。
2015年7月24日、2020年東京で開催される東京五輪・パラリンピックのエンブレムが発表され、2015年9月1日に白紙撤回まで佐野氏の考案したオリンピックエンブレムに関して色々なことが取り沙汰されました。
エンブレムという言葉の意味さえ正確な知識のなかった私であったので、この際Emblemの言葉の意味と過去に採用された又は将来のオりンピックのエンブレムの歴史について調べてみました。
1.エンブレム Emblemの意味
Wikipediaでは次のように定義しています。
「エンブレム、エムブレム(英: emblem)とは、道徳的真理や寓意といった概念を要約する、あるいは王・聖人といった人物を表す、抽象的あるいは具象的な画像のこと」
エンブレムとシンボルの差異についてWikiprdiaは次のように解説されています。
「日常会話においては、「エンブレム」という語はしばしば「シンボル」(象徴・シンボル)と同じ意味で使われるが、厳密には両者の間には区別がある。「エンブレム」は、観念または特定の人や物を表すのに使われる図案を指す。具体的にエンブレムは、神性・部族または国家・徳または悪徳といった抽象概念を視覚的な用語で具体化させたもので、対象または対象の対応物である」
手持ちの旺文社 英和辞典では次のように定義しています。
(1)象徴、表象(Symbol)
(2)表象的模様、標章、記章
(3)寓意画
(4)性質などの典型(type)
2.オりンピックのエンブレムの歴史
下記のサイトで確認できます。
http://www.webdesignerdepot.com/2009/03/39-olympic-logos-from-1924-to-2012/
http://rohika01.com/toukyougorin-642