2019年10月4日(金)、岡山県の備前市に所用があった為、JR西日本赤穂線の西片上駅
から備前市役所まで歩いて行った。旧山陽道で碑が設置されており見どころが多い。
途中で見つけた史跡を写真紹介していきます。
今回はその第5回で片上鉄道跡について写真紹介します。
シリーズ過去の記事:
第1回 JR西日本赤穂線 西片上駅から備前市役所までの史跡 on 2019-10-4 その1 宇佐八幡宮
第2回 JR西日本赤穂線 西片上駅から備前市役所までの史跡 on 2019-10-4 その2 潮光山正覚寺
第3回 JR西日本赤穂線 西片上駅から備前市役所までの史跡 on 2019-10-4 その3 往還名主跡
第4回 JR西日本赤穂線 西片上駅から備前市役所までの史跡 on 2019-10-4 その4 刀工備州祐高造之宅跡
上の写真は片上鉄道跡の碑
側面の説明板には次のように記載。
片上から柵原鉱山(現美咲町)まで走行していた鉄道である。
片上鉄道株式会社設立後、昭和6年(1931)に全線33.8Kmが開通した。
硫化鉄鉱や耐火煉瓦原料材の輸送、通勤、通学といった交通手段として利用されていた。
上の写真はもう片方の説明板で
ローカル色豊かな鉄道は大正12年(1923)から60年数年にわたり親しまれ、平成3年(1991)
に66年の歳月に幕をおろす。現在は自転車道として復活し、清流と緑の中をサイクリングや
ジョギング・ウォーキングで楽しむことができる。
片上鉄道保存会により美咲町の「柵原(やなはら)ふれあい鉱山公園」で、動態保存活動
が行われている。この活動はテレビでも紹介され観た記憶があります。
現在も整備・動態保存されているキハ303(旧番号キハ3003←国鉄キハ41071)は、
気動車としては現役最後の国鉄キハ41000形として鉄道ファンにはその名が知られているとのこと。
Wikipedia(同和鉱業片上鉄道)より解説の一部を引用紹介します。
柵原鉱山で産出される硫化鉄鉱を吉井川の川舟(高瀬舟)に代わって片上港まで輸送する目的で
建設され、1923年1月に片上 - 和気間が開業した。次いで8月に和気 - 備前矢田 - 井ノ口(貨)
間が開業。1931年2月、井ノ口 - 柵原間が開業し(井ノ口駅は廃止)全線開通した。
柵原鉱山からの鉱石輸送のほかに沿線住民の足として旅客営業も行われていた。
尾小屋鉄道や三岐鉄道とともに、陸運統制令の枠外として他社への事業統合を免れ、青梅鉄道や
鉱石輸送が主体であったため交換駅の有効長は長く、しかもPC枕木を使用するなど地方鉄道と
しては高い規格の線路を有していた。一方で、その高規格の線路の上を戦前生まれの旧型
気動車が闊歩する姿はユニークでもあった。