新型コロナウイルス SARS-CoV-2 は人-人感染以外に動物にも感染する人獣共通型である事が
知られています。TVの報道で米国の動物園のトラに感染したとのNewsが話題になりました。
表題のテーマでどの動物に感染しやすいのか関西福祉大学の教授の勝田吉彰先生
のブログより引用紹介します。
出典のブログのURL:https://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/0451bd480cc491ed90f2eba691c4c42d
動物の種類によって感受性は違うよという報告。
感受性が低い(安全な)動物:犬・豚・鶏・鴨
感受性が高い(危険な)動物:猫・フェレット
猫では気道分泌物からも感染確認。
勝田先生は昨日(2020-4-13)夕方の6chの夕方の番組キャストで身近な話題でコロナ対策を
判り易く解説や提言をされていますので紹介しておきたいと思います。
どうして動物から人間に感染するの?という疑問について調べてみました。
ウイルスはバイキン(細菌)と違って自分で栄養分を取ることができません。
宿主に寄生して宿主から栄養を奪わなければなりません。つまり動物や植物に寄生しなければ
増殖できないのです。コロナウイルスは動物にも人間にも寄生できる人獣共通ウイルスのため
動物から人間に感染することができます。2000年代初め、774人が死亡したSARSもコロナウイルス
による感染症でしたが、これはコウモリからシベット(ジャコウネコ)、シベットから人間へと
感染しました。今回の新型コロナウイルスも、もともとはコウモリからきていると考えられて
います。すなわちコウモリからヘビへ、ヘビから人間へと感染した可能性があると言われています。
病原体に暴露され、病原体が移ることを伝播といいます。動物から人間への伝播の方法には2種類
あります。直接伝播と間接伝播です。直接伝播は噛まれる、排泄物に触れるなどによって移るもので、
狂犬病、オーム病があります。一方、間接伝播にはダニや蚕を介するもの、あるいは肉や卵を介する
もので、日本脳炎、E型肝炎などがあります。