Gooニュースで表題のニュースが報じられました。(内容は下記リンク)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASN4N7XHNN4NTOLB00W
他の報道も含めて要約すると
三菱重工業長崎造船所香焼(こうやぎ)工場(長崎市香焼町)に停泊している
イタリア籍ののコスタ・クロティエーレ社のクルーズ船、コスタ・アトランチカ
(8万6千トン)から19日の夕方に同社から帰国者・接触者相談センターに
「4人に発熱の症状がある」と相談があり同センターは直ちに長崎県に連絡、
20日にPCR検査をしたところ、1人が陽性、3人が陰性だった。
県の幹部が20日に記者会見し「クラスター(感染者集団)の可能性について否定
できない」として万全を期すと説明。
県などによると乗船しているのは外国人の乗組員623人で乗客はいない。
濃厚接触者は56人で一部は陰性が確認されている。
21日以降も濃厚接触者へのPCR検査が続けられる。
長崎県壱岐市で県内初の感染者が確認された3月14日以降、人の乗り降りは
なかった。濃厚接触者は隔離され、他の乗員は換気できるベランダ付きの部屋で
待機しているという。
フィリピン人の乗客が21日、共同通信の取材に応じ「先週から船内で20人以上が
発熱したと聞いた」と証言されています。
上の写真は
三菱重工業長崎造船所香焼(こうやぎ)工場(長崎市香焼町)に停泊している
イタリア籍ののコスタ・クロティエーレ社のクルーズ船、コスタ・アトランチカ
(8万6千トン) 2020-4-21撮影 By 共同通信社
第二のダイヤモンドプリンセスの初動失敗を繰り返さないことが重要で国や長崎県の
対応が問われています。
クルーズ船や空母を含む船舶では感染症に弱いというのは感染症の専門家の間では
昔から常識であったそうです。
感染症の専門家の見解をよく聞いて初動を間違いなくやっていただくことを切に願う
次第です。
米国ではCDC(注)の指揮で2月にサンフランシスコ州オークランドに停泊していた
ロイヤルプリンセスにヘリで入り検査して乗員・乗客をすぐに下船させています。
注)CDCは Centers for Disease Control and Prevention=疾病予防管理センター
汚染されたクルーズ船は船内を消毒(VSPプログラム)する必要があります。
CDCによるクルーズ船の消毒例は下記サイト
https://www.cdc.gov/nceh/vsp/surv/GIlist.htm
参照ブログ:https://blog.goo.ne.jp/ya-451tu3/e/27fa7b6231746e2f1034f3c7fc15c2aa