現在、兵庫県立図書館で借りている表題の図書について内容を概略紹介します。
上の写真は 明治時代の姫路を紹介した「姫路名勝誌」の表紙です。
明治32年(1899)に発行された「沿革考証 姫路名勝誌 完」を、著者没後70年を
記念して、曾孫の矢内高弘さんが企画発行されたものです。
内容は当時のままですが、現代語に訳されています。
発行年月日は2013年12月11日 発売元:神戸新聞総合出版センター
姫路市だけでなく、飾磨郡、印南郡、加古郡、揖保郡などの名勝・旧跡を過去の歴史
沿革に深く留意して考証した約120年前の姫路市周辺のガイド。大判古地図付き。
上の写真は著者の矢内正夫(やない まさお)さん
矢内正夫さんについて、簡単に記載しておきます。
文久2年(1862)播磨国飾西郡(現姫路市)生まれ、昭和18年(1943)没
郷土史家、播磨史談会長、山翠楼主人、姫路市史編纂主任、一時期姫路市の
市会議員を務める。
主な著書:沿革考証 姫路名勝誌 完 1899年
河合寸翁大夫年譜(河合大夫顕彰会)1924年
書写山奥院弥勒寺開祖 性空上人法薫志(あしや印刷) 1924年
播陽秘宝集(播磨史談会)1931年
播磨史談会会報(播磨史談会)
上の写真は「姫路名勝誌」の目次
阿菊皿屋敷についてはPage96~104までを割き、その由来について詳細に
記述されています。
第2章の姫路城城郭については下記サイトで纏められています。
https://castle-himeji.com/doc/enkakukousho-himejimeisyoushi/
本の紹介は神戸新聞NEXT 2014-1-16付で紹介されています。